ゆらりゆらり揺られて歩く
さ迷いながら夢見て笑う
たったか走るはうさぎのみみ子
今宵も(お)茶会へ誘っておくれ
このまま星夜(ほしよ)を明かさずに
二人ではしごを何時までも
闇の染みをヒタヒタにした
茶袋お一ツいかがかと
紳士なカラスの計らいは
まどろむこの夜を深くする
クルクル踊るよねずみとダンス
輪になり踊るよ近所の猫たち
賑やかな時間
あたしの居場所
朝と夜の境界線が
ざっくり支配する現(うつつ)
酔いどれ 宵待ち ふりふわわ
今宵も集いて手を取り合って
全てを忘れて踊りましょ
笑いましょ
闇の重さに堪えられなければ
しゃがみ込んでお休みよ
ゆっくりでいい
ちょっとでいい
手探り這って 壱 弐 参
よちよち歩くは 子猫かあたし
可笑しくって泣いていた
みみ子さん
どちらへ連れて行くですか
そちらは眩しい痛みのお家
なまっちろい
お手々は元気を失って
手を振るみんなにご挨拶
今宵も来ます みみ子と二人
背を押す声は優しくて
振り返ることも出来るけど
少しばかり頑張ります
緩くてお恥ずかしいですが
靴音コツコツ響く世で
あなたのうさぎは起きて(い)ますか
コメント0
関連動画0
ご意見・ご感想