朝　目が覚めたらいつもの天井
寝ぼけた頭でスーツに着替えて
満員電車に身体を押し込め
流されながらもどこかへ進んでく

デスクに着いたら息つく暇無く
次から次へと言葉を処理して
「イヤだ」と叫んで投げ出したくても
溜まったノルマ積み重なってく

こんな毎日の繰り返しだけで
終わらせたくはないから

「本当の自分」をどこかに探して
そんなものないと分かっているけど
ちょっぴりでもいい　はっとするような
何か見つけるため明日も廻り出す


（ふりがな）

あさ　めがさめたらいつものてんじょう
ねぼけたあたまでスーツにきがえて
まんいんでんしゃにからだをおしこめ
ながされながらもどこかへすすんでく

デスクについたらいきつくひまなく
つぎからつぎへとことばをしょりして
イヤだとさけんでなげだしたくても
たまったノルマつみかさなってく

こんなまいにちのくりかえしだけで
おわらせたくはないから

ほんとのじぶんをどこかにさがして
そんなものないとわかっているけど
ちょっぴりでもいい　はっとするような
なにかみつけるためあしたもまわりだす