冷めた両手を弱く握り返す温もりは
どこかになくしたから
どうだっていいかな
都合良い続きに期待して
このまま目を閉じるの

尖った恐怖と嘘みたいに竦んだ手足に優しく絡まるから
空の上からいつまでも意地悪に糸を引く誰かに爪を立てるの

無様に冷えた命の灯が放つ温もりが酷く腑に落ちる
「定め」に見捨てられた床に残る燃滓を踏み潰す罪を問う

不自然に潰された記録
等間隔の一縷の雨
左手を鉄臭く染める度
蜃気楼は妙に目に沁みる
翼を授ける演技
転がる偽薬 遠のく祈り
消えかけの蝋燭を皿に乗せ
手遅れな闇を照らしている
杜撰な悪意が奪った光は
ただ不可逆な電波に噛み付いていた

吹き抜けた微風が殺意を嗤う
崩れ落ちた酔いも忘れる視線が 刃先を揺るがす
吹き抜けた微風が殺意を嗤う
耳に障るやけに急いだ鼓動が リズムをずらす
吹き抜けた微風が殺意を祓う
血に塗れた酔いも忘れる視線が 刃先を揺るがす
吹き抜けた微風が殺意を祓う
耳に障るやけに急いだ鼓動が 呼吸をずらしている

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

ブラックアウト・ディケイ_歌詞

ブラックアウト・ディケイの、歌詞

閲覧数:52

投稿日:2025/05/04 17:28:14

文字数:435文字

カテゴリ:歌詞

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