雪兎の森にて

レン:
何だこれ、先に進めないぞ!

ミク:
どうやら、魔法による結界が
張ってあるようですね。

リン:
ミク姉、なんとかならないの?

ミク:
無理やり解除すると、ものすごく負担が
かかるんですよ。結界を張った人なら
うまく解除できると思いますが……

カイト:
ミクにあまり負担をかけるのはかわいそうだよ。
この結界を、解除できる人を探そうか。

ミク:
結界は、張られたばかりのようです。
近くの町に、結界を解ける人が
いるかもしれませんよ。

上記のイベントを見た後にイルーヤの町に行くと

町人:
おい、大丈夫か?

酔っ払い:
うええええええええ、気持ち悪い~

町人:
しかし、あの魔術士は化け物かよ。
あれだけの酒を飲んで、まだ平気だなんて……

カイト:
魔術士か、ひょっとしたら
結界について何か知っているかも
しれないな。

イルーヤの町・酒場にて

メイコ(この段階では魔術士表記):
おーい、マスター!
お酒、おかわりないの~

マスター:
無茶言わないでくださいよ。
あなたのために用意したお酒は
もう切れかかっているんですから。

メイコに話しかける

カイト:
あの、すみません。

魔術士:
ん? 何だい、若人。

カイト:
僕たちは森に用があるんですけど
結界が張られていて入れないんです。
協力してもらえませんか?

魔術士:
あそこはねえ、若造とちっちゃな子供が
遊びに行くとこじゃないんだよ。
帰った帰った。

ミク:
子供じゃありません!
それに、邪竜の封印が……

カイト:
ミク!

魔術士:
なぁるほどね、フェアリーか。
だいたい事情は、わかったかな。
でも、世の中そんなに甘くないよ。

カイト:
え?

魔術士:
マスター! 「アレ」頼むよ。
これで最後にするから。

マスター:
仕方ありませんね、どうなっても
知りませんよ!

マスターを移動させる。

魔術士:
これはねぇ、冥き光(くらきひかり)って言われる
幻の酒よ。

リン:
ここからでも、ものすごく
酒臭い……

魔術士:
そうだろう。そしてこれはね
古今東西の酒豪を圧倒してきた
「禁酒」とも言われているのさ。

カイトの頭上に沈黙のバルーン

魔術士:
これを飲んで、立ってられたら
協力してやってもいいよ。

カイト:
わかりました。

飲んでいるようなSE

レン:
おいカイト、大丈夫か?

カイトを1回転させた後、倒れるグラフィックに

魔術士:
やっぱりね。じゃあ私はこれで……

カイト、立ち上がる

メイコの上にびっくりのバルーン

カイト:
アカイトを止めるために、ミクのために
ここで倒れるわけには、いかないんだ……

魔術士:
驚いた、あれを初めて飲んで
起き上がる奴がいるなんて。

メイコの上に沈黙のバルーン

魔術士:
わかったよ、約束だし
あんたたちに協力してあげるよ。

カイト:
本当……ですか……

魔術士:
ええ、魔術士の約束に
二言はないわよ。

カイト:
ありがとう……ございます……

カイト、再び倒れる

酒場の前にワープ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

ボカロRPG・メイコとの出会い1

閲覧数:133

投稿日:2018/01/19 17:50:53

文字数:1,303文字

カテゴリ:その他

クリップボードにコピーしました