
「etc./蒼湖マウ」
恋が盲目と言うならば
君の飴玉のような瞳を
僕の口で溶かしたくて
言葉を吐いたんだ。
ねぇ
都合のいい絵を描こうにも
頁足らずだ。
幼すぎたボクは絵本の余白を見落とし
終わる事の無い
それはいつしかくだらぬ落書きと看做され
終わるはずない
いつしか願った行き場のない思い出が
放置自転車のカゴの中いっぱいに
くしゃくしゃになっていたそれは
あの日によく似ていたんだ。
丁寧に分け隔てられた
その全てに染まれず弾かれて
未だ誰の耳にも届かない
僕のラクガキは
エトセトラ
患いながら
尚空床で充ちた心
出来損ないとただ拒まれて
未だ誰の耳にも届かない
君と思い出は
エトセトラ
こんな遊びはもうやめにしよう
いつもの通りと 呟いた
00:00 / 01:00
ご意見・ご感想