今日は三人にカタカナ教えようと思っていたんだけど…頭が痛くて無理っぽい。頭抱えながら声にならない音を口から零す



「~~…!」


「マスター?」



普段は耳に心地好いのカイトの声ですら頭に響く。久しぶりの酷い頭痛に吐き気がする




「……マスター?」


「どうしたのーマスター?」


「にー…?」




あぁ。三人にまで心配かけてる…ちゃんと返事しなくちゃ…



「…大丈夫、よくある事だから。薬飲めば平気だから…」




いつも持ち歩いてるポーチから
錠剤を取り出して水と飲み込む。かなり強い鎮痛薬


飲み込んで一息ついて、カイトに支えてもらいながら自分の部屋に向かう。一緒にライトとリイトがついて来た






部屋にたどり着いてベッドに倒れ込む。頭痛に拍車がかかり、もう殆ど頭が回らない



「ちょっと…寝るね。薬効くと、なにも出来なくなるから」


「はい。ゆっくり寝ていて下さいマスター。晩ご飯は僕が作りますから。ほらライト、リイト。煩くしちゃ駄目だからおいで」




ライトとリイトを連れてカイトが部屋から出ていった。目を閉じて薬が効きだすのを待つ



でも薬があまり効いていないのか時間がたっても頭痛が治まらない



「…っ。末期だな…もう」




緩く効いているのか頭は回らず、酷い眠気が襲ってはきた。その
眠気には逆らわずに少しずつ眠りに落ちていく




完全に眠りに落ちた瞬間、声を
聞いた気がした






ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

KAITOと種っこがやってきた16

マスター視点。風邪でもよかったんだけど頭痛に。長らく風邪ひいてないから感覚忘れたんだもん←

あ、薬はロキ●ニンっていう末期癌患者の痛み止めにも使うようなごっつ強いやつ飲んでます←

前のページでヒイト視点です~

種配布場所はこちらです
http://piapro.jp/content/?id=aa6z5yee9omge6m2&piapro=f87dbd4232bb0160e0ecdc6345bbf786&guid=on

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投稿日:2010/01/06 17:39:05

文字数:636文字

カテゴリ:小説

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