道端の石と空
街路樹にレンガ
視界に景色は流れるのみで
すぐ消えてく

生まれついた時から
彩りを知らず
閉じた世界の外を
見ようともしなかった

転がる本が見せた
空を渡るための橋
それはまるで希望の矢を
僕に取らせる弓のよう

ずっとしまい続けていたの
たくさんの未知への憧れ
手を伸ばせば遠のくと
怖れていたからなのか

はじめてこの足で踏み出した
掴みたいものがあった
味のない世界からの出口
僕は見つける、そう願う

この名前の意味すらも
ずっと知ることが出来ぬまま
硬く冷たい地面の石と
同じと言うのならそうなのだろう

戻ったように進んだ季節
取り残されてるのかもわからず
いつか踏みしめた道に
露光る雨上がり

風に吹かれた軽い帽子は
水鳥のようにふわり 落ちた
覗き込んだ向こう側
水に映るは彼の眼

いったいこの眼で何が見れたろう 冷たい石色の
彼の水晶が問いかける 本当に見たいもの

虹彩 そそぐ空色 もう色褪せなどしない

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

Azure

インスト曲の歌詞です。
昔自分が考えたお話を元にしました。

閲覧数:29

投稿日:2011/09/12 21:06:23

文字数:425文字

カテゴリ:歌詞

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