遠い記憶 そびえ立つ木々の隙間に
白く切り取られた世界の静けさ
降り積もる刻を
塗り替える雪茜 色鮮やかに
黒い服を着た大人 声潜めて話していた
外ではあんなに綺麗な雪が
はらはら積もって待っている
窓の向こう そびえ立つ木々の隙間で
手招きをしている少女の両頬
降り注ぐ雪を
見上げて茜色に染まる 思い出
晴れ姿眺めながら あの頃の面影を見る
今ではこんなに綺麗な君と
雪まみれになって遊んでた
遠い記憶 並び立つ二人に重ね
幼い初恋を飲み込む
純白 身を包み笑う口元
彩るのは鮮やかな紅
あのとき鮮烈に心を奪った声が
紡いだ約束 まだ覚えている
雪の向こう そびえ立つ木々の隙間で
白い二人きりの世界を見つけた
降り積もる恋を
溶かして笑う雪茜 華やかに
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S1
とおいきおく そびえたつきぎのすきまに
しろくきりとられたせかいのしずけさ
ふりつもるときを
ぬりかえるゆきあかね いろあざやかに
A1
くろいふくをきたおとな こえひそめてはなしていた
B1
そとでわあんなにきれいなゆきが
はらはらつもおてまあている
S2
まどのむこう そびえたつきぎのすきまで
てまねきをしているしょうじょのりょうほほ
ふりそそぐゆきを
みあげてあかねいろにそまる おもいで
A2
はれすがたながめながら あのころのおもかげをみる
B2
いまではこんなにきれいなきみと
ゆきまみれになあてあそんでた
S3
とおいきおく ならびたつふたりにかさね
おさないはつこいをのみこむ
じゅんぱく みをつつみわらうくちもと
いろどるのはあざやかなべに
C
あのときせんれつにこころをうばあたこえが
つむいだやくそく まだおぼえている
S4
ゆきのむこう そびえたつきぎのすきまで
しろいふたりきりのせかいをみつけた
ふりつもるこいを
とかしてわらうゆきあかね はなやかに
雪茜
かぎしっぽ様の楽曲「雪茜(仮)」への応募作です。
(https://piapro.jp/t/nkld)
遠い親戚の女の子に恋した…という設定で書きました。
1番はお葬式、2番は結婚式のつもりです。
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