私が生きてる今日は、誰かが生きたかった明日なんだってさ。壁のポスター。
でも私が生きてる今日は、誰かが死んででも見たくなかった明日かもしれない。

結局のところ、私は私でしかなく。他人と比べる意味は無いと思った。
揚げ足をとるようで、子供じみてる。それでも私は、私でしかない。


ただ、今を真剣に過ごしてるかって話じゃないかな。
しがないバイト。ティッシュを全力で配った。

どのポイントに立とう。人の流れはルートはどうなってる。受け入れてもらうにはどうすれば。楽しんで、楽しんでもらい、一番効果的だと感じた立ち位置を決め。そこを起点に来客に合わせ、動き考え動き。

ノルマもない。意味もあるのか。
ただひたすら、全力でティッシュを配りまくった。

適当に手を抜いてもいいのにって、誰かが冗談で笑ったから、笑い返した。


数日後、派遣会社から連絡が来た。他の人ではなく、またあの人に頼みたいと、店から会社に連絡があったらしい。

無駄なことをただ真剣にやりたかった馬鹿な私は、間違っていなかったのかもしれない。
オペレーターの声を聞きながら、少し嬉しい気分で息を吐いた。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

しがないティッシュ配りの話

小説、かな

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閲覧数:85

投稿日:2012/08/02 21:21:15

文字数:499文字

カテゴリ:小説

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