海に 放った黒い金魚 <Aメロ1>
「いってらっしゃい」って見送ったのに
「ただいま」も言わずに帰ってきた
あなたは 海に 何かを見つけ 泳いでいった
立派な あなたの黒い尾ひれが 好きだった
なのに あなたは 赤く染まって帰ってきた
尾ひれもない ボロボロの姿で
その代わりに今 私が黒を纏ってる
この海は <Bメロ1>
ついこの前まで 私をそっと包んでくれてた
でも今は
ただ私の胸を 息ができないくらい苦しめる
冷たい冷たい 真冬の海 <サビ1>
きっとどれだけの時が 流れても
春が来ることはもう ないのでしょう
溢れる溢れる 大きな雫
きっとこの海の分だけ 流しても
涙が止まることは ないのでしょう
それならいっそ 私もと
潮風が 崖にいる私の 背中押す
空に 放った 黒い風船 <Aメロ2>
「すぐに戻るよ」って言っていたのに
「お帰り」も言わせてくれないの?
あなたは 空へ 光を目指し 浮かんでいった
大きく 膨らむあなたの夢が 好きだった
なのに あなたは 赤くしぼんで帰ってきた
空気もない ビリビリの姿で
その代わりに今 私が黒を纏ってる
この空は <Bメロ2>
ついこの前まで 私をそっと守ってくれた
でも今は
ただ私の上に 目も開けれないくらい雨が降る
冷たい冷たい 梅雨の空 <サビ2>
きっとどれだけ時が 流れても
この雨終わることは ないのでしょう
消え去る消え去る この叫び
きっとこの声嗄れるまで 叫んでも
あなたに届くことはもう ないのでしょう
それならいっそ 私もと
雨風(あまかぜ)が 屋上の私を 強く押す
黒い金魚は <Cメロ>
「いつか戻ってくるから その時は
一緒に海泳ごう」って言ってくれた
なのに もう待たせてくれないの?
その代わりに今 あなたは 体を失くして
深い海の底でひとり 私を待っている
黒い風船は
「いつか帰ってくるから その時は
一緒に空を飛ぼう」って言ったくれた
だけど もう待たせてくれないの?
その代わりに今 あなたは 体を失くして
遠い空の上でひとり 私を待っている
ごめんねごめんね 黒金魚 <サビラスト>
きっとこうなることが 分かってたら
あなたを放す(離す)ことは なかったでしょう
ごめんねごめんね 黒風船
きっとあなたと誓った あの空(とわ)は
この世界のどこにも ないのでしょう
それならいっそ 私もと
この風が 彼方(あなた)への道を 示してる
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