
ひび割れてゆく光が破片を撒き散らしながら
流れる街の時間は ただ緩やかに
朽ち果ててゆく 崩れ堕ちてゆく
私に背を向けて
風の匂いが降り注ぐような
夏の午後です
木洩れ陽の隙間から聞こえてきた遠くの蝉時雨が
映画の場面を切り取ってみたようで
涙など乾きます
今はサニーサイドのテラスに座り
想い出を捨てる時
やがてこの眺めが色を変えても
あなたはいない
低気圧が近いのかな?
耳鳴りが響いています
紅茶を一口飲んでも
空は蒼くて
季節のはざまに雨が降り道を濡らせば
街の樹々の彩りをラジオが伝える
明日もサニーサイドのテラスを訪ね
ゆく夏を見届けよう
いつかこの景色を忘れた頃に
巡り逢いたい
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2020/07/20 15:57:21