1 :味覚


「マスター。どうして私たちには"味覚"があるんですか?」
「疑問なのかい?メイコ」
「まぁ・・・
あるったって、かなり偏ってる人のもいますけど」
「言いたい対象がわかるだけに微妙だけど・・・
深い意味はあんまりないんだよ、実は」
「ないんですか?」
「うん。
でも、キスは甘いものって知っていてほしかったから、じゃ駄目かな?」
「・・・甘いんですか?」
「試してみる?」
「・・・・・遠慮します」


2:視覚


「オレたちはマスターと同じように見えているのかな?」
「さて。俺たちとお前さんたちだけじゃなく、俺と近所のおっさんでも、見えるものは違うとおもうけどな。特にお前ら双子」
「んなもの?」
「だろーな。ご近所さんからすれば俺は若い子囲いまくった変態さんですからー?」
「マスター変態だったの?」
「そこ拾うなよ」
「んー、つまり、カイ兄にはアイスが後光さして見えるとか、ミクの阿呆には葱が素敵に見えるとか」
「カイトがアイスと結婚するとかミクが葱と駆け落ちとかそういうのは勘弁願いたいけどなー」


3:聴覚


「私たちの中で、最も発達しているのは、聞くことやと思いはりますのですけれど、どうですやろ?マスター」
「まぁそうだろうなぁ。
お前さんたちはボーカロイドだから」
「はい」

「だからいろんな音を知ってほしいと思っているよ、俺は」
「え?」
「あれ?なんか変なこと言ったか?俺」
「え、いえ・・・・
"知る"・・・おすか」
「あぁ。そうすれば、お前たちはもっと深く、広く歌えるようになると思ってる」
「・・・・・それが、マスターの願いでおしたら」


4;嗅覚

「時々これはいらなかったかなーって思うのデス。実は」
「え?そうなの?」
「だって部屋が葱くさい!とか、うれしくないデスでしょ?」
「そんなもんかー。
だって香りって食べるってことに直結するからなぁ」
「そうなんデスか?」
「うん。知らないか?リン。
鼻つまんで食べると味がわからないって」
「・・・・・・・わたしたちはセンサーが別々ですから問題ないのデス」
「そんなもんかな?
でも、いいにおいだってあるだろ?」
「そうデスね。マスターのにおい、嫌いじゃありません」

「・・・・・・・あーざす」



5:触覚

「触れるって、一番すごい贅沢だと思います。
このボディができて、一番驚いたこと」
「そうか?」
「はい。アイスの冷たさとか、トロッとした感じとか」
「それを基準に熱く語るな、お前は」
「だって」
「はいはい。で、ほかには?」
「え?」
「触れて、うれしいこと」

「みんなに大好き、でだきつけること、とかっ」
「みんなに?」
「はい。特に、マスターに」
「模範解答おつかれ」
「別におまけっていう意味合いじゃないですよー」
「知ってるよ」


6:第六感


「ミク、葱が近くにあればわかるよ?」
「それを六感といっていいのやら、だな」





ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

five sense organs

ボーカロイドの「感覚」について。 オチがひどい 別ブログで既出
あとある意味マスター総受 結果論だけど

1メイコ→2レン→3ルカ→4リン→5カイト→6ミク

もっとシリアスにする予定どっかにいってしまいましたとさ。
あれー?散文的なので枠が何になるか説明できん・・・あと皆いるし。
大体、うちの子たちの仕様説明になればいい。ある意味ド基本系

閲覧数:77

投稿日:2009/11/26 21:04:31

文字数:1,235文字

カテゴリ:小説

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