揺れる風 くるまった雲
歪んでいるのは空かボクか
ラムネの中のビー玉のような
ジレンマに似た視界はいつでもモノクロで

もがいて 傷ついた手を
隠すように握ったモノを離した

ぶら下げた想いはカラビナのように
余計なものをくくりつけて
ボクに繋ぎとめようとする
遅くなった歩調はゆっくりと
周りの景色にその足で彩(いろ)をつけていく

雨の中 濡れるアスファルト
立ち上がる匂いで思考(あたま)が痺れてくる
嫌いだった空に架かる虹は今
頬を伝う涙を七色に染めていく

もがいて
ぶらさげて
繋がりたかったのは
ボクのほう

ぶら下げた「重い」はカラビナのように
余計なものを見つけては
ボクを繋ぎとめようとする
モノクロだった景色はゆっくりと
覆いかぶさるように色を誇張しはじめる

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

カラビナ

歌詞を書いてみました。

「生」という歩みを進めていくうちに
体にまとわりついてくる色んな「想い」
でもその「重い」が、自分自身と自分の世界を彩っていく。

そんな詩です。

閲覧数:176

投稿日:2010/10/16 03:34:26

文字数:340文字

カテゴリ:歌詞

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