凍った夜の中で私は夢を見る

あの遠い昔の
見えない糸の
なれた悲しみの
物狂おしい胸を掻き毟られるような切なさの

美しい不快な視線が咲いている

二つの顔を持った女が微笑む

その仄めかしく上がった口の端に
あざけりの色が見えた


あれは夢よりも夢
死よりも死

屍などどこにも無い
(ああ、幻だ)


女が言う
「私は寒い」

女が言う
「貴方も凍えている」


あれは夢よりも夢
死よりも死

泣いてる子供などいやしない
(ああ、幻聴だ)

ざあざあと雨が降って
私の夢はあっけなく一夜にして溶けた

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憂夢

初っぱな初投稿から暗くて申し訳ない感じです
作詞しようと思ったんですが、作詞というものがまだよく判っていません
そんな訳で大分前に書いた詩を投稿してみたのですがこの詩の元ネタを忘れてる始末
うーむ小説だったと思うのですが・・・(・∀・;)ダメダメジャーン
(作中の一人称「私」は男性です)

歌詞としては使い勝手が悪そうなので改変OKです
どんな形でも使っていただければ幸いです

閲覧数:58

投稿日:2010/01/14 02:54:57

文字数:254文字

カテゴリ:歌詞

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