秒針の音が急かす日常を否定していたい
肺呼吸で溺れる生活の延長が
今のわたしだった

期待なんてしないでほしい
排他的空虚と劣等感
沈んでく水槽の街
泳ぐ敗北者

誰もいない夜明けに
憂鬱を射した朝日
カラスの鳴き声だけが虚しく響く

倦怠感が口を開けて餌を強請ってる
ショーウィンドウに反射する顔が笑う
否定していたい
否定して皮肉を食む

今夜も見ていない振り
理想論が腐ってく水槽で
肺呼吸すら忘れてゆく
絶える敗北者

群青に燃える空を
わたしは望んでいない
そういう人が世界に溺れてゆくだけ
感情に理屈は不要で
共感や理解もいらない
わたしはただ訳もなく悲しいだけなんです

夜の3時半が過ぎて
不安症が夢を奪う
エアーポンプの作動音は響く
血も涙もまだ残して

不透明な水槽にて
悲観的なわたしの日常は
正論と嘘で肥えた
泳ぐ一人称

群青に燃える空を
わたしは望んでいない
そういう人が世界に溺れてゆくだけ
感情に理屈は不要で
共感や理解もいらない
わたしはただ訳もなく悲しいだけなんです

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

悲観的一人称

制作中

閲覧数:198

投稿日:2018/01/14 22:49:32

文字数:451文字

カテゴリ:その他

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