お願い 時間よ止まらないで
弾け 飲み干すレモンサイダー
震え 押さえつける指先君の


隣の席 いつもみたいに おはようの声
悟られない ようにと笑顔 返すの私

黒板見る気だるい顔も
友達とはしゃぐ幼い顔も
狭い教室空間 私の視線ひとりじめ


お願い 時間よ止まらないで
1日 ごと募る想いで
何回 消したあの日の言葉
簡単に ペンでは書けるのに
弾け 飲み干すレモンサイダー
君が 買ってくれたフレイバー
そんな 好みでは無い味も
君が好きなら 好きになるの


転校生 突然の襲来 黒髪のあの子
気づいてしまうの 君の視線が
奪われてしまった ドクリ 心臓

黒板見てるはずの君の目は
いつの間にか可愛いあの子の
清楚な横顔をじっと 見つめてるの


震え 押さえつける指先
今日も 送るの迷ってるライン
好きと 打てない親指なら
ダメね 意気地ない私負け
触れたい あと数センチ君の
声が 近くで聞こえるのに
君が 嬉しそうに話すのは
私 じゃない別のヒロイン


放課後 帰り道誘われ
学校 のそばの自販機前
君が あの日にくれたのは
甘く さわやかで残酷な


お願い 走る廊下夕焼け
弾け 飛ぶ想いは今日まで
震え 隠れるのもうやめて
触れたい 帰る君を追いかけて
言いたい 不器用な言葉たち
止まれ 高鳴る鼓動がドクリ
言うよ 今私の全てを
だから この気持ち受け止めてよ

お願い 時間よ止まらないで
弾け 飲み干すレモンサイダー
震え 押さえつける指先
触れたい あと数センチ君の
お願い 時間よ止まらないで
弾け 飲み干すレモンサイダー
震え 押さえつける指先
触れた ゼロセンチ君の手が