―失うことで手にいれたものに、何の意味があるのかな?




「昨日の番組面白かったね。」

「そうだね。」

学校の帰り道、僕達は二人並んで歩いてる。

今、僕達は笑っているけど、どこかおかしい気がする。
きっと、僕だけじゃなくて君も気付いているよね?
ただ、気付かないフリをしてるだけだよね?
もう、僕達は駄目なはずなんだ。
だから、今日言わないといけないんだ。

「あのさ…」

「ん、何?」

笑顔を見せる君…でも、僕が何を言おうとしているのか、分かっているよね…だって、君は強く、強く手を握っているから…

「僕達、別れよう。僕達、一緒にいたって、もう前には戻れないんだ。」

「…分かってたんだ。」

やっぱり、君も気付いていたんだね。
「うん…だから、サヨナラ。」
僕は無理して笑った。
自分では、ちゃんと笑えていたと思うけど、君からもちゃんと笑っているように見えたかな?




僕達の未来は二人の両手では数えきれないほどたくさんあって、その中から僕達は一つの未来を選んでしまったんだ。

その結果は僕にとって、様々な後悔が残るものだった。

でも、自分が傷付かないように、嘘をついて笑っていた日々は僕のココロを隠していった。
自分のココロが分からなくなっていた。
だから、きっと、これが正しかったんだ。

…それでも、出会ったばかりの二人に戻りたいって、思うんだ…未来を疑うことも知らなかった、あの頃に。



時間が流れて、君との思い出が消えていってしまうだろう。
二人で本当に笑って過ごした時のことも…

だから、僕は消えてしまう前に拾い集めるよ…君と過ごした思い出のカケラを―

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ジェンガ

ジェンガの自己解釈です。
オリジナルは、また後で書きます。

40mP様すみません。

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閲覧数:449

投稿日:2011/04/14 19:16:56

文字数:700文字

カテゴリ:小説

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