ある日突然決めた 「ぼくのゆめ」
少年は叫ぶ
目を輝かせては 伝える
画用紙に描いている大きな自分見せ
周りは「子供の夢」と馬鹿にするけど
今に見てろよ 決意固め 少年は上を向く
努力忘れず 壁に驚いて
いつの間にか笑う人達はいないや
才能開花!と上手くはいかないけど
少年はゆく 鳥のように
失敗もした 諦めようとも思った
少年は話す
ぼろぼろの紙切れ 抱きしめて
また上向く
何事にも逃げ出さず少年は
あの日の空を思い出す まだ
何度も試して 石に躓いて
いつの間にか応援する人がいたんだ
何年何十年かかっただろう
少年は鳥のように飛び立つ
「あれから 背は伸びたか?
元気にやってるかな
僕のことだし 夢は叶ったよな」
「ああ 汚い字だなあ 見てられないよ
たったひとつ言っておこうか
僕を誰だと思っている 僕はね、君だぞ!」
過去の少年に 返事をしてやる
あのタワーを越えるのはちょっと無理だけど
喜べ少年よ 君が掲げた夢は
「子供の夢」じゃなく
現実になった
ぼろぼろの紙飛行機を
* * *
あるひとつぜんきめた 「ぼくのゆめ」
しょうねんはさけぶ
めをかがやかせては つたえる
がようしにえがいているおおきなじぶんみせ
まわりは「こどものゆめ」とばかにするけど
いまにみてろよ けついかため しょうねんはうえをむく
どりょくわすれず かべにおどろいて
いつのまにかわらうひとたちはいないや
さいのうかいか!とうまくはいかないけど
しょうねんはゆく とりのように
しっぱいもした あきらめようともおもった
しょうねんははなす
ぼろぼろのかみきれ だきしめて
またうえむく
なにごとにもにげださずしょうねんは
あのひのそらをおもいだす まだ
なんどもためして いしにつまづいて
いつのまにかおうえんするひとがいたんだ
なんねんなんじゅうねんかかっただろう
しょうねんはとりのようにとびたつ
「あれから せはのびたか?
げんきにやってるかな
ぼくのことだし ゆめはかなったよな」
「ああ きたないじだなあ みてられないよ
たったひとついっておこうか
ぼくをだれだとおもっている ぼくはね、きみだぞ!」
かこのしょうねんに へんじをしてやる
あのたわーをこえるのはちょっとむりだけど
よろこべしょうねんよ きみがかかげたゆめは
「こどものゆめ」じゃなく
げんじつになった
ぼろぼろのかみひこうきを
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