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セイフク　ノ　ニオイ　ハ　ワスレタ　キオク

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ローカル線の窓から見える　
ながれる景色　どんよりとした空　灰色の模様
つり革の揺れは鬱のひとつで
よれたスーツは疲れたわたし

停車の音　人の出入りと

懐かしい風　忘れてた匂い
ふと目を向けたら　
ブレザーを着た　少女の姿

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あの日はとても晴れていた
制服姿の私達

全てが輝き汚いものは何もない　
純白の記憶　遠い時　
忘れていた記憶と痛み

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荒川の土手を自転車で走る　

二人乗り　
あなたの背中が傍にある
優しい匂いがしていたの

空が高くて青く広がっていた
自転車は走るよ　どこまでも続く未来