不時着

遠回り覚悟のこの思いは
「いつか」を通り過ぎて生きてる
ここは途中時点だって 忘れそうになるなら
不時着も厭わない

白い霧の向こう見ていた
来る日が近づいていた
焦りでも悲しみでもないけど
でもため息があった

久しぶりにと繋いだ
右手はぎこちなかった
長い間居慣れたこの場所も
落ち着かなくなった

区切られた壁の先にジャンプした
そこで見つけた君は自由だった
飾りない言葉に 取り乱したい感情
遮った禁止区域 事件に期待をして

遠回り覚悟のこの思いは
行方を探して今日も飛んでる
どこが着地点だって分かりそうもないから
不時着も厭わない


何度目の朝が来ても
頭から離れなかった
育ちすぎた悪い芽の芯は
胸の奥で取れなかった

いつだって太陽の下いられる様
ある程度 前倣えで歩いてきた
「だけどたまには踏み外したりしなくちゃ」
通りすがったような 言葉も鵜呑みにしたい

早合点だらけの決意よ待って
未確定な明日を持って生きてる
これが不条理なんだって 解りたくもないから
金輪際 もう語らない

ただ「そのままの私」が好きなんだ
身代わりとしての虚像を剥がして
貴方が見ていたものは今無いと
叫んだまま まだ夜が明けない

遠回り覚悟のこの思いは
「いつか」を通り過ぎて生きてる
それでも送られる単純なサインを
まだ見て見ぬふりして生きてる
ここは途中時点だって忘れそうになる
これが不条理だってもはや疑う余地もない
どこが着地地点だって分かりそうもないから
不時着も厭わない
この不時着を愛せる

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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不時着

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投稿日:2022/01/20 13:24:13

文字数:660文字

カテゴリ:歌詞

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