あたしは急ぎ足で街の中央へ向かっていた。
必死に3時までに間に合えと願いながら・・・。

本当はあの時、止めていれば済んだこと。
なんであたしだけ逃げたんだろう、怖かった?いや殺されるのがいやだった?
わけのわからないもやもやで頭がいっぱいになる。

「リン、逃げて? 早く」
あの言葉がまだ耳に残っている。
なんで?こんな卑怯なあたしを助けたの?
やりたい放題したこんな卑怯なあたしを・・・
なんで、あなたがあたしの罪を償わなければいけないの?
償うべき人はあたしでしょ?なんで?・・なんで?

「あっ・・」

足が絡まってこける。
着ている服は、あなたがいつも着ていた服・・。
あたしがわがままばかり言ってもあなたはすべて叶えてくれた。
でも、あたしの最後のわがままは聞いてくれなかった。
そのかわり、あなたが最初で最後のわがままを言ってきた。
あなたのわがままは聞かないつもりだったよ・・?
まして、今というときは・・・。

あたしはずっと、地面を見つめていた。

顔をあげると、あたしのまわりには人がたくさん集まっていた。

「大丈夫か?」と心配するひと
「なにもない所でつまづくなよ」と笑う人。

なんで、笑っていられるの?
・・そうか。やりたい放題の女王が今日処刑されるのか。
あたしはこんな人達の明るい生活を壊していったのか
そんなあたしが憎い。
いままでのあたしが憎い。

あたしのせいでレンが死んでしまう。
いまなら間に合う。
あたしが王女だって言って、あたしを処刑してもらうんだ。

なんで、こんな単純なことに気がつかなかったんだろ

あたしは起き上がって、走り出した。
街の中央・・処刑台へ・・・。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

後悔の手紙

うえ・・なんだよこれ・・・。
読んでくださったひとは神だな・・うん。

この小説は悪ノ娘・召使、リグレットメッセージを
私が勝手に解釈したもので、曲と違うイメージがありますが、
そこの所はすいません・・。
こけるとか・・。自分が憎いとか。「リン逃げて?」のとことか
すいません。本当に・・。

誤植・・?それっておいしいn((殴蹴刺斬

閲覧数:261

投稿日:2010/04/30 08:34:55

文字数:712文字

カテゴリ:小説

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