僕の話をしよう
最初はそうあの日
君も知ってるだろ?
あの大地震の日さ

皆は逃げ惑った
だけど僕は何かに呼ばれた
行った先には 一つのボタン
願い事をかなえてくれるそうだ

僕は願った この大地震で
あの子は死なないで あの子は死ななかった

あー、もしもこれが本物なら
これはきっと僕は選ばれた人間
誰もさからえない
誰も止められない
僕はこの世界の支配者

最初の一回 半信半疑
次の二回目 まだ偶然かな
次の三回目 代償もない
次の四回目 もうだいぶ慣れた
次の五回目 なんとも思わない
次の六回目 僕は・・神に選ばれた

テストだって恋だって友情だって思い通りで
天才だ 神童だ なんて言われちゃって
ピアノだって 歌だって スポーツだってなんでもこいで
ああ、人生って、ちょろい

僕はある時ふと願った
このボタンをもらえた理由が知りたい
そのころにはもうずいぶんと
ボタンは簡単に押せるようになっちゃって

そして僕は知ったんだ
この世界の本当の支配者を
膨大な実験計画を

そして言われる終わりの言葉
知ってしまったのなら君はもう用済みだ
シミュレーションは次があるんでね

いやだ、いやだ、消えないで
ボタンなんてなくていいから
君の持ってるそのスイッチは
この世界を消してしまうだろう?

ボタンを押して言ったんだ
どうか、どうか、消えないで
僕のボタンはもう使えなくて
最後の願いは叶わなかった

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投稿日:2015/01/04 23:55:59

文字数:608文字

カテゴリ:歌詞

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