
握った拳は今日も
行き場を無くして
蒼く染まった天上が
綺麗で消えたくなる
祈ったところで何も
変わりはしないんだって
溜め息混じりの少年は
どこか大人びていた
風に靡く前髪すら疎ましくて
払ったその手も虚しく空を切って
そんな非日常が可笑しくって
堪らずに作り笑いをした
歪んだ愛憎をナイフで
切り刻んだ澄んだ目の少年は
あの日から変わらずに
僕のことを捕え続けた
望んだ未来とは限りもなく
かけ離れたこの現実を
認めることから
目を逸らしていた
あの日の少年は
無邪気に微笑んでいた
都会の喧騒に紛れて
息を潜めていた
皆目見当違いさ
算段は外れる
二人は幻想に紛れて
永遠を誓ったんだ
的を絞ったはずだった
散弾も外れる
愛のない
季節に移り変わって
奪った居場所で
今日もただ息をする
そんな廃れた姿をみて
誰もが見て見ぬ振りをした
軋んだ内臓が性懲りも無く
痛みを伴う夜も
ふらつく足が絡まり
倒れる憎いあの朝も
望んだ未来とは限りもなく
かけ離れていた生活だ
認めることから
目を逸らしていたい
あの日の少年は
奇跡を願っていた
鳥のように空を飛べたら
狂った世界を静観して
あなたが背負うその罪を
この弾丸で
撃ち抜いてあげられるのに
残された手紙に記された
見覚えのある文字で
堪えきれずに大粒の涙が
溢れ出した
自ら愛憎をナイフで
切り刻んだ澄んだ目の少年は
あの日から変わらずに
僕のことを捕え続けた
望んだ未来とは限りもなく
かけ離れたこの現実を
認めることから
目を逸らしていた
あの日の少年の願いよ
風に乗って
争いのない世界へ
届いて
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