HABA

淡い期待　抱くことなく終わった
もうこれ以上も以下もない
窓際には祈りの花が飾られて
向かう　永久（とこしえ）はすぐ近くに
その狭間で立ち止まった
後ろ髪引かれるよう
最愛だった　
くだらない人生の一部でも
あの日消えた　残り香だけ落として
理由なんていらなかった...

瞼開けば優しい声が
ガラクタだった私に　
居場所を与えてくれた
虚無の器は光宿して
あなただけを見つめてた
「ヒトはいつしか老いるものだ」と
不揃いな花束をくれた
限りある時間はどこか
出口の無い迷路みたいで怖いの
泣かないであなたからこぼれ落ちた涙一粒...

『さよなら』揺れる瞳
打ち明ける別れの言葉
そっと頬に触れる
花びら静かに舞い落ちる
花ひらく季節待ちわびて長く　
見えぬふりしてきた日々まだ続いている
華やいだ街に消えていく影が
恨めしくおこがましくて
また私眠れない
この身滅ぼして尽くすことでしか...

重ね合わせた２つの想いが
今もこの世界で生き続ける
君の声が聞こえた瞬間　僕は眠りから目覚める
時の扉叩く音が　無情に大地に鳴り響く
呪われた運命　報われぬ魂
時に牙を剥き離れない
空高く狙いを定めて　打ち抜くイメージで
この大地を駆け抜け
真っ黒く塗りつぶされそうな　不安定な世界
僕はこの刃で切り...

もう二度と戻れない　永遠の夏の日
灼熱の恋　SUMMER STORY
溶ける氷眺めながら　騒がしい日々の中
夏の音感じた
二人瞳合わせたなら　新しい夏が来る
一緒に恋に落ちようか
繋いだ手を　急に放した君
泣いた顔隠すように　走り出した
今だけは全て忘れて　真夏の海へ飛び込め
弾ける恋　強い波に身体...

夢追う背中に　笑顔でさよなら
桜の花びら　舞い散る季節に
小さくなっていく　あなたの姿を
手を振り見送る　涙こらえ
あの時　交わした
約束は宙に舞って　輝き増す
やがてくる　別れの時は
暖かい春の日の　日差しのように
いつまでも　あなた照らすから
夢追う背中に　笑顔でありがとう...

うつむき一人で歩いた
すれ違う他人の目を
気にしながら生きていた
思いもよらない言葉で
傷つき傷つけられて
僕は心を閉ざした
あの曇り空　晴れ渡るまでは
この道を行く
開け放った窓から差し込む光は
何よりも遠くて　何よりも小さい...