A1
小首をかしげて
もてあました午後にひとり
想うことさえも
ひどく億劫な憂鬱
誰か掬って
初々しい指先
爪をなぞって秘めごと
氷が溶けだした
その音を合図に交錯
B1
熱も色もはじけるように
浮かされては彼方へと
自由気ままに飛び交う言葉遊び
柔らかい髪を梳いたら
長い睫毛揺れて
心をくすぐってくる
S1
軽く片目をつぶって
緩いため息みたいに
甘い毒を
なにげなく貴方に贈る
ほらねすぐに溺れてしまう
気怠く可愛らしいcherry
慣れない駆け引きだって
たまにはノッてみたいの
甘い毒 舌にのせ
甘く痺れていくわ
そっと触れて花を咲かせたら
視線にはにかんだcherry
A2
頬杖の先で
戸惑う午後はふたりきり
Iloveyouなんて
ひどくありふれた台詞
求められてる
恭しく爪弾く
震えた唇ごと
今すぐ
齧りつきたくなる
本能と交錯
C1
見つめられたいの
だから
見つめてるのに
逃げないでよ
噛みつくように縋ってほしい
そして
その傷口慈しむの
S2
蜘蛛の糸 絡めとって
蝶々は踊るように
甘い毒を
撒き散らし貴方を囲う
ほらねすぐに傍にいくから
つぶらな瞳をしたcherry
気まぐれに思いたって
愛の告白みたいな
甘いくちづけに毒
甘く蕩けていくわ
混じりあって毒は蜜になる
愛しく染めあげたいcherry
でもきっと染まったのは私
——ひらがな——
A1
こくびおかしげて
もてあましたごごにひとり
おもうことさえも
ひどくおっくうなゆううつ
だれかすくって
ういういしいゆびさき
つめおなぞってひめごと
こおりが
とけだしたそのおとお
あいずにこおさく
B1
ねつもいろもはじけるように
うかされてわかなたえと
じゆうきままにとびかう
ことばあそび
やわらかいかみおすいたら
ながいまつげゆれて
こころお
くすぐってくる
S1
かるくかためおつぶって
ゆるいためいきみたいに
あまいどくお
なにげなくあなたにおくる
ほらねすぐに
おぼれてしまう
けだるくかわいらしいちぇりい
なれないかけひきだって
たまにわのってみたいの
あまいどくしたにのせ
あまくしびれていくわ
そっとふれて
はなおさかせたら
しせんにはにかんだちぇりい
A2
ほおづえのさきで
とまどうごごわふたりきり
あいらぶゆなんて
ひどくありふれたせりふ
もとめられてる
うやうやしくつまびく
ふるえたくちびるごと
いますぐ
かじりつきたくなる
ほんのおとこおさく
C1
みつめられたいの
だから
みつめてるのに
にげないでよ
かみつく
よおにすがってほしい
そして
そのきずぐち
いつくしむの
S2
くものいとからめとって
ちょおちょおわおどるよおに
あまいどくお
まきちらしあなたおかこう
ほらねすぐに
そばにいくから
つぶらなひとみおしたちぇりい
きまぐれにおもいたって
あいのこくはくみたいな
あまいくちづけにどく
あまくとろけていくわ
まじりあって
どくわみつになる
いとしくそめあげたいちぇりい
でもきっとそまったのわわたし
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