あたたかく
弱い陽射しが
僕の足どり
少し速くする
何気なく
交わす「おはよう」
ずっと続くと
思ってたのに
それも今日で最後になるって 気づいたら
もっと愛おしくなるんだ
何時間も話した
駅前のベンチ、
廊下に響く声、
ふとよみがえる
胸がしめつけられた
黒板のすみの
「卒業まであと…」
見ないふりした
君の夢
知ってるからこそ
笑顔で送ろう
涙隠して
それぞれの
スタートライン
君は見据える
僕は切ない
昨日までふざけ合ってた君が 気のせいか
急に大人びて見えた
消えない絆があって
僕らの時間は
なくならないのに
なぜか寂しい
「ありがとう」のあとには
背中押す言葉
思い出を胸に
前へ進もう
君は今、何思う?
瞳に揺れる僕
確かめ合うんだ
1人じゃないと
君は今、何言った?
ぼやける君と
頷き合うんだ
前へ進もう
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