昨日は、本当に疲れた。
部下の失敗した書類の処理におわれていた。
あまりにも疲れていて、彼に連絡をとらないまま寝てしまった。
*************
―ピンポーン
玄関のチャイムが鳴った。
時計を確認すると、7時。
「一体誰よ…」
イライラしたから、セールスとかだったら、文句の一つや二つ言ってやろう。
勢いよく扉を開けると、そこに立っていたのは…
「おはよう、めーちゃん。」
…カイトだった。
あまりにもニコニコ笑っているから、勢いがそがれてしまった。
「こんな朝早くに何の用なの?」
「コーヒー煎れに来たよ。昨日めーちゃんから連絡がなかったから、疲れてるだろうと思って。」
「………」
追い出しても良かったけど、疲れてるのは事実だし。
それに…カイトの煎れるコーヒーは美味しい。
*************
部屋にコーヒーの香りが広がる。
頭がすっきりしてくる。
「はい、めーちゃん。」
「ありがと。」
コーヒーを口に含む。
すごく美味しい。
自分で煎れても、こんな味にならない。
「めーちゃん。あまり、無理しないでね。」
「何よ、いきなり…」
「めーちゃんは、体が壊れるまで無理しちゃうでしょ。だから心配なんだ。」
真剣に私を見つめてくる。
…本当にこの人は
そんなこと言われたら、甘えたくなっちゃうじゃない。
「カイト、ありがとう。」
コメント1
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禀菟
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下がってないよ!!
カイメイばんずぁーいっ!!
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2011/05/22 12:13:14