風抜け揺れる 窓映す空
不揃いな机は
まるで人を待っているようで

何度消されても 残る線の跡
未だ微かに記憶を残している

炎天下 茹だるまま
溶ける青春を見過ごして
大人振った 幼気も
懐かしさなんて言えば
聞こえはいいんだろう

あぁ、流れゆく
この日々も卒わる時が
きっと来るだろう
寂しさだって蜃気楼
儚く ただ想いを攫っていく
戻りたいと願うほどの
後悔はきっとないだろう
それでもさ 
鳴りわたるまま揺れて澄む
青天を靡いた


そう ただ前へ逃げて
幸せを願って
在る理由を知ろうとして
独りのつもりでいた

憶いの裏を診て
ここで息をして
落ちぶれて分かったんだ
この旅に晴れが降った

元気でね
また会おうなんて言ったっけ
好きだったあの人も
幸せな家庭で過ごしているんだろうか

あぁ、流れゆく
この日々も卒わる時が
きっと来るだろう
直向きなんだ いつまでも
帳面の端 夢を綴っていた
同じ道にふと浮く
とりとめのない会話 二人の影
それでもさ 
眺めるままに揺れて澄む
水底を覗いた

寝流していた勉学も
日暮れた夕に帰った事も
寝不足のまま迎える朝も
何気のない愛おしい日々だ

あぁ、忘れゆく
思い出も大切な時間も同じように
そういうものって信じたい
失うことは必要なんだって
戻りたいと願うほどの
後悔はきっとないからさ
ただ馳せようか 
今卒えて澄む
空に描いてゆけ

また日々は流れていく

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

日々はそうして卒わる。

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投稿日:2024/10/08 00:21:32

文字数:612文字

カテゴリ:歌詞

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