■散るや桜花

0012
桜舞い散る頃　旅立つ
0017
淡き春光背に負い
0023
花びらのみ伴に　旅立つ
0029
ただ一人に見送られ

0034
季節の巡りの定めた
0040
別れと知りつ

0045
散るや桜花　吹雪け涙を隠して
0051
我が胸叩き　乱れ舞う　君が声
0057
二度と耳に届かぬだろう
0102
涙は散るや



0108
慰めに辿るは　遠き日
0114
忘れも得ぬ青き初夏
0119
共に微苦笑した　遠き日
0125
風は薫り凪いでいた

0130
記憶　胸高く突き上げて
0135
落涙止まず

0141
散れよ桜花　伝う涙は惜別
0147
我が胸の奥　絶え間なき　君が声
0154
若さゆえの過ちすら
0158
今は愛しき



0202
繋ぐもの　形　失えども



0213
花吹雪の時は　移ろい
0218
産声上げる木々の芽

0223
霞まぬ記憶抱（いだ）きて　歩を進める

0232
散るや桜花　萌えよ眩き緑は
0239
我が胸支え　背中押す　君が声
0244
遠き桜が　散ろうとも
0251
心は共に

0254
息吹新たに

0257
散るや桜花　萌えよ眩き緑は
0302
この胸支え　背中押す　君が声
0308
遠き桜が　散ろうとも
0314
心は共に