初夏と幻想/ミク
雨上がり
陽だまりが何処までも続いてた
ひたすらに紡いでく
ばらばらの想い出を
不可視の季節は優しく温かい
遠い遠い世界で夏を想う者
長い旅の途中で眠りに落ちても
絶え間なく壊れてく
息を吐く間にも
目を閉じる
懐かしむ
涙腺が緩み出す
焦がれた季節で
失うものは何?
遠い遠い世界で夏を送る者
長い旅の途中で涙が落ちても
遥か遠く
私は消えてしまうから
見上げている
微かな森の木漏れ日を
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