大地に降り注ぐ 満天の星の光
ひざまずく私を 静かに包む
遠くの山並みは たなびく漆黒のベール
聞こえない祈りが聞こえる

書き直す暦は 金星蝕のあくる日
夏至の日の太陽が 沈むあたり
手に取った小石に しみついた砂漠の風
幼い日に見つけた香り

見上げた 星空から 幾千の 星座がほら
麻布の服で すくい取れるみたいよ
全部 あなたにあげたい

ああ 私が描いた 地上絵は あなた宛ての手紙
コンドルの背に 乗って夜空から 読んでほしい

ああ 私が描いた 直線は 繰り返すメッセージ
はるかかなたの 光届くまで 
ただ焦がれながら あなたを待っている


気流に舞い上がる 赤褐色の砂埃
ハチドリの模様に 刻んだ絵文字
ざらつく足元に ひんやりと夜の冷気
地平線に彗星ひとつ

春に草を編んで 色で染めた首飾り
二人水を汲んだ 遠い日のこと
日は昇って沈み 幾重時を重ねても
けして褪せることのないもの

はるかな この大地に 吹きわたる 風の音が
祝福の歌を 奏でているみたいよ
歌え あなたへと響け

ああ 幾度も求めた あの星は まだ消えることなく
今宵も淡く 私を見守る 包むように
ああ 幾度も夢見た この恋は もう変わることなく
山並みの裾 駆け下りる風に 
髪をなびかせる 私の中にある


ああ 私が描いた 地上絵は あなたへのラブレター
不死鳥の背に 乗って夜空から 読んでほしい

ああ 私が描いた 直線に ねえどうか気づいて
はるかかなたの 光届くまで 
そう焦がれながら あなたを待っている

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

nasca~はるかな地上絵

曲募集中です

※麻布(あさぬの)、砂埃(すなぼこり)

閲覧数:219

投稿日:2012/07/25 01:28:55

文字数:659文字

カテゴリ:歌詞

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  • ごぼ天

    ごぼ天

    ご意見・ご感想

    こんばんは。ごぼ天です。
    今回は、歌詞を応募いただきまして誠にありがとうございました。
    慎重に検討した結果、残念ながら今回は他の方の歌詞を採用させていただくことになりました。
    またのご応募を心よりお待ちしております。

    2012/08/05 10:56:51

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