二つしかない眼の
届かない場所には
何が生まれてもおかしくない
おかしくはない

真夜中の色は
チューブのままじゃなく
だけど分解も分析も出来ない

壊れたままの 命に触れてよ

記憶は薄れて
尺度は一つで
何が生まれてもおかしくない
おかしくはない

敵わないものから
守ろうとするもの
或いは戦い
或いは死に急ぐ

生まれたままの 澄み渡る瞳
真夜中みたいな
バラバラな その奥に

傷だらけの姿を見て
結末まで早送り
知っていました
正夢って奴でした
それをデジャビュと呼ぶのは知りません

壁があったとして
見えなかったとして
外側は綺麗な
虹色の光

壁があったとして
廃墟だったとして
飛び交う命は
鈍色を刻む

響いた音が 逃げ惑うなら
間違いなのは
追い立てる方だろう

この心は最後まで
自分のものだったから
責め立てる向きは
常に外側に向いてよ
それを認めない
恐怖嫌いな人

鏡に映る 明け方色の眼
手を引く幼子の 真夜中色の眼
黄昏時は 未来に縋る眼
結末を迎えた 真昼の色は もう

壁の内側の 命に触れてよ
終わりを悟った 彼等を許さないで

この心は初めから
自分のものだったから
分からないことを 探す瞳だけに
本物は待っているようだ

傷だらけの姿を見て
結末まで早送り
二つしかない眼の
届かない場所に
希望がいてもおかしくはない

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ANTI-HORROR

閲覧数:31

投稿日:2021/01/19 16:15:17

文字数:583文字

カテゴリ:歌詞

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