ひとつの言葉が私のこころに つめたい雫をひとつぶ落とし
ひとつ、ひとつと かさを増してく
ちいさなちいさなその雫が こころにちいさな海をつくった
じわり、じわりと 侵食されて

足をとられて沈んだ先は 私のこころの海の中
底の見えないまっくらやみで 助けを求めて手をのばしても
誰もみえない 誰にもみえない
ここは私の海の中


積もり積もったひとつの言葉が いつしか深い海をつくり
私は、私は 溺れていくの
くるしいくるしい海の中で 必死にもがいて沈んでいって
ぷかり、ぷかりと くうきがもれて

ちいさいはずのその海は とても深くてまっくらで
沈む私の足首には いつの間にやら錘がついて
浮き上がれない 浮き上がれない
誰も助けてくれないの


もうやめようと 諦めて
伸ばしていた手を そっと下ろした
誰も気付いてくれぬなら
私は 私は 口を噤んで

ひきあげられた光の中で
私を見つめるその人が そっと言ったの
「我慢しなくていいんだよ」
それは それは 救いの言葉


ぱちり、ぱちりと瞬きをして 瞳はやがてゆらぎだす
ぽたり、ぽたりと零れおちる ちいさな海が溢れだす
こころの海が溢れだす

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

拙いですが、歌詞を投稿させていただきます。
作曲能力がないので、どなたかに素敵な曲をつけていただけたら幸せです。

閲覧数:117

投稿日:2012/04/18 22:09:14

文字数:502文字

カテゴリ:歌詞

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