世界最後の日のボクらの恋物語（レジェンド）
その最後のページ…

―― Hello,《*****》

***

どうしてボクは此処に居るの？
《世界》は終わってしまったのに
愛したモノも愛したキミも
《世界》から消えてしまったのに


消えない残響　キミのサイゴの言の葉　―― Good bye,《*****》


どうしてボクは生きているの？
《世界》は既に終わったようだ
終端なのか始端なのか
《世界》は再び始まるようだ


見えない反響　ボクのカラダの奥底で　―― Hello,《*****》


ボクとキミと　恋と愛と
始まりと終わりを繋ぎ合わせて
かつて時代（とき）が　いつか《世界》が
そうだったように　そうなるように
ボクとキミが　ボクらになって
確かに生きていた証明（あかし）を抱いてる
かつて母親（ママ）が　いつかボクが
そうだったように　そうなれるように


どうしてボクが生きているのか
《キミ》をずっと探していたんだ
ボクの愛したヒトによく似た
《キミ》の声を手繰り寄せたんだ


褪せない誕響　ボクのイキル　理由は　―― Hello,《*O***》


ボクと《キミ》は　卵殻（そと）と卵核（なか）で
身体を巡る緒（いと）を繋ぎ合わせて
やがて《キミ》が　いつか《キミ》が
そうなるように　そうなるように

『ボクが《キミ》の　母親（ママ）になって
　確かに生きていく生命（いのち）を祈ってる
　やがて《キミ》が　いつか《世界》が
　《シアワセに》（そう）なるように　《シアワセに》（そう）なれるように』


ボクと《キミ》は　卵殻（そと）と卵核（なか）で
身体を巡る緒（いと）を繋ぎ合わせて
やがて《キミ》が　いつか《キミ》が
そうなるように　そうなるように
ボクが《キミ》の　母親（ママ）になって
確かに生きていく生命（いのち）を祈ってる
やがて《キミ》が　いつか《世界》が
そうなるように　そうなれるように






絶えない祈響　《キミ》のサイショの言の葉　―――


***

『コンニチハ、《MOMMA》』