A

焦燥 枯れた幻燈らは歌う
木枯らし 揺蕩に枯れた鐘の音

剥落 ここに吹き曝しのわたし
突き刺し 行旅は濡れた砂だ、ね

B

抱擁 灰色の夜明け いと高きところへ
燃え出す秋霜と 煤け、今は亡き春の手

S

花散らす風 前に 花抱く恋 思う
花散らす風過ぎて 後に残る恋 思う

花散らす風よ 君の影に残る心も攫ってゆけ

A'

幼鳥 歌を翳してゆく灯影
さえなき
秋陽に夢は麗ら流れる

C

花は 花散らす風に恋した花は
せめて 花散らした風を飾った

SS(Outro.)

さよなら
翳りなき秋陽に 雲は淡い鐘の音と遊ぶ

さよなら
今は亡き春の手で
いつか恋が芽吹く日を想う

~~~

しょうそう
かれたげんとうらわうたう
こがらし ようとうにかれたかねのね

はくらく
ここにふきさらしのわたし
つきさし こうりょわぬけたすなだね

ほうよう はいいよろのよあけ
いとたかきところえ
もえだす しょうそうとすすけ
いまはなきはるのて

はなちらすかぜ まえに
はないだくこい おもう
はなちらすかぜ すぎて
あとにのこるこい おもう

はなちらすかぜよ
きみのかげにのこるこいもさらってゆけ

ようちょう
うたをかざしてゆくほかげ
さえなき しゅうようにゆめわ
うるわしくながれる

はなわ
はなちらすかぜにこいした はなわ
せめて
はなちらしたかぜをかざった

さよなら
かげりなきしゅうように
くもはあわいかねのねとあそぶ

さよなら
いまはなきはるのてで
いつかこいがめぶくひをおもう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

【作曲者募集】farewell

閲覧数:229

投稿日:2019/12/01 09:11:05

文字数:658文字

カテゴリ:歌詞

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