「ねぇ、あのさ?」

「ほい、何さ?」

「ふふふ、なんでもなーいっ」

「ふふふ、なんだそりゃ?」

「んー、好きだなーって思って。」

「そりゃどーも。」

「誰もキミが、なんて言ってないよ?」

「でも好きでしょ?」

「んふふ、よく言うよ。」

「まぁ、違うけどね。」

「なーにがっ?」

「好きじゃないって話。」

「……むぅ、そんなこと言っちゃう?」

「うん、言っちゃう。」

「ひーどーいー」

「だって、事実だし?」

「とかいってホントは好きでしょ?」

「好き、ではないかな。」

「……むぅ、さすがに怒るよ?」

「はいはい、悪かったよ。」

「反省してくださーいっ、傷ついたー!!」

「アイス買ったげるから機嫌直して、ねっ?」

「ホント?許す!!今すぐ行こー!!」

「…ぁ、ちょっと待ってってば!」


(私ばっか好きじゃん…もー……)

(ったく、もう!愛してるって言うタイミング逃した)

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

私ばっかり好きじゃん

咲良ましろの「会話」シリーズ第一弾。

あ、いや、単純に
こういうカップルが見たかっただけです。

気が向いたら続きや別パターン書きます(笑)

閲覧数:158

投稿日:2018/11/09 02:58:41

文字数:412文字

カテゴリ:小説

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