小さな幸せ
それは運命じゃなくて
それは必然じゃなくて
たまたま偶然憑いていたんだ
たまたまあたしに憑いていたんだ
生まれ落ちたときから
あたしの中にいたんだ
望んでいたわけじゃないのに
なんであたしだけなんだろう?
あたしを羨ましいという人間もいれば
憎たらしいという人間だっていっぱいいた
ただあたしは友達が欲しいだけなのに・・・
そのとき彼方は現れたんだ一匹狼さんが
彼方はあたしを助けた 手を差し出してくれた
「だいじょうぶか?」って照れながら言ってくれた
初めてだった 嬉しかった 思わず言った
「友達になってください!」
彼方は驚いたけど「俺で良ければ」受け止めてくれた
それは小さな幸せで
それはあたしの手作りで
彼方は甘い物好きって知ったとき
初めて作ったシュークリームあげた
彼方の事を考えて
弁当を作ってみた
全部「おいしい」って褒めてくれる
あたしは嬉しくなる
いつからか二人の時間が増えてきて
笑う回数が増えてきたりするんだ
…すべてが輝いて見えてきている
ある日彼方が突然行方不明になった
どこなの?どこなの?どこなの?返事して
見つけたときは血だらけの傷だらけの彼方だった
今度はあたしが助けるよ あのときみたいに救世主(ヒーロー)なるんだ
「だいじょうぶ!あともう少しだから頑張って」
あたしも頑張る ふんばる 精一杯
彼方を助けるんだ
「がんばるよ」って声が聞こえた気がした
今日も彼方のところへ行く
手作りの薬を持って会いに行く
付き合うという話はまだまだ先
それを知らないあたし達は
今日も笑いあう
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