もしもこの脚がなければ
どこへも行けないでしょう
行く宛などないけれど

もしもこの手がなければ
何にも触(ふ)れずに
何も生み出さずに過ごすでしょう

この眼がなければ
汚いものなど見ずに
想像に生きるでしょう

この耳がなければ
鳴り止まぬ 苦しむ声を
もう聞かずに済むでしょう


もしも羽があれば
空へ飛び立って
ちっぽけな街を見渡したい

鰭があれば 海の底
光の届かぬ果てを目指してみたい


この頭がなければ
こんな想像に囚われずに
泣かずに済むのかな

それでもまだやまぬから
やめることはできないから
重たい身体を抱えて
また自分を生きよう

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  • 非営利目的に限ります
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もしもこの手がなければ

手がなければ絵を描けませんが、それなら私は文章を書き続ける気がします。

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投稿日:2024/05/15 11:26:01

文字数:279文字

カテゴリ:歌詞

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