ひとりぼっちなの 「願いをしたの」
寂しかったから 「うれしかったよ」
ナイショ話ね 「秘密の秘密よ」
あなたに会う為 「ネジを巻いてたの」
機械の躯 ゼンマイ仕掛けなの
涙は出ない だけど 微笑むよ
一緒に 踊りましょ 楽しいわ 賑やかだから
一緒に 歌いましょ 幸せな 音楽なの
だけど魔神は 願いの代わりに
あなたの躯(からだ) 蝕(むしば)んでいった
■
冷えたあなたを 暖めたいけれど
機械 のアタシ 何も出来ないよ
ゆっくりと 消えてゆく 微笑みは 力なくして
ゆっくりと 冷えてゆく ぬくもりは 遠くなって
嗚呼 優しいあなた 許してくれた
もう 愛の 時間は 終わる
震える声 魔神へ請う 願いは一つ
それは
■
アタシの命 あなたにあげるよ
もう一度だけ 声を聞かせてよ
永遠の 孤独から 願っていた 愚かさだけど
あなたとの 一瞬は 時空さえ 越えた絆
許してね 約束は 果たせない あなたが好き
大丈夫 思い出の 愛の中 いつもいるよ
目覚めの その時 悲しまないで
それは 幸せな お話だから
それは 幸せな お話だから
livieraさん & full(old)さん の曲
http://piapro.jp/t/WEpK に寄せて
■後記
不採用でした。採用された詞よりも好きな詞が沢山あったので、この結果にもやもやっとした記憶があります。
でも物語調の詞というのは、比較する事そのものが難しいし、それに後は好みの問題だと思うから、こういう結果は割りとある。
それに公募の場合は、まず作曲者という読み手に、わかる形で提示しなければならないから、ちゃんと相手を意識して書いているか?って事だったり。
自分の中だけで完結している詞を単に提示する事は、子供や恋人に、好きな本を「コレ、いいよ?!」って押し付けるようなもの。作詞の作業ってのは作曲者の事を意識するのは当たり前の事なんだよね・・・。だから、今回の落選は、ちゃんと作曲者と向き合ってなかったって事だと思う。
■解釈
もう人が住む事のない歯車の街で、
機械の少女は孤独な日々を過ごしていました。
少女は、孤独な日々がとても寂しかったので、
友達が欲しいと思いました。
ある日、少女は魔法のランプを見つけてしまいます。
ランプの魔神は少女の願いを叶えてくれると言い、
少女は友達が欲しいと願うと、それからしばらくして一人の旅の少年が、
歯車の街に彷徨いこんできます。
少女と少年は恋に落ちますが、少年は、少女の願いへの代償として、
健康を少しづつ奪われていきます。
少女は少年の看病をしますが、全然良くなりません。
その時、魔法のランプの事を少女は思い出します。
それまで、少年との日々が楽しすぎて忘れていたのです。
少女が魔神に少年の健康を取り戻すことを願うと、
その代償として少女の機械の躯を求められます。
同時に、少女は、少年の病の原因が自分の願いから来ていた事を、
知ってしまうのです。
少女はとても悩みましたが、自身の躯と引き換えに、
少年の健康を魔神に願い出ます。
少女はこの世から消え去り、少年は健康を取り戻しました。
少年は、起き上がり少女を探しますが、どこにもいません。
少年が絶望に落ちそうになったその時、少女の言葉が響き渡ります。
少年は全てを知り、そして、また旅をする日々に戻るのです。
少女との思い出を心に秘めて。
コメント0
関連する動画0
ご意見・ご感想