君にだけ
内緒で心を渡すから
うなずく黒髪が揺れる
それが始まり

ただそれだけのこと

今ならばわかる
君と歩いてくには
1人分の痛みだけじゃ追いつかないらしい
俯いたっていいよ
難しい話も
太陽が落ちるまで交そう
明日笑うために

記憶の箱たたいて
焦がれてる
時間も忘れて
ただそれを それだけを
待っていた日と同じ
風が吹くから

君と僕を繋ぐ糸
決して強くはないけど
透き通る瞳の奥
時が止まりそうだった

ただそれだけ

いつか君がくれた言葉
大切にしまってること
悟られないようにいつも
抱きしめたまま眠る

不器用な指先
それも君ならば
僕が包み込む理由を
準備していてよ

記憶の箱あけたら
眩しさに目が慣れなくて
ただそれに それだけに
拐(さら)われたあの日を
思い知るんだ

君と僕の出会いには
大した意味など無いさ
終わらない意味のために
そばに居てくれたら良いな

黒髪を指で梳かして照れ笑う仕草

ただそれが それだけが
僕にはもう全てだったから
敵わないんだ

君と僕を繋ぐ糸
決して強くはないけど
固く結んでおくよ
ほどけない愛を注ごう

いつか僕が手渡した
心を君が抱いて
悟られないように黙って
隣で眠ってくれたらな

ただそれだけ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

ただそれだけ

メロディに当てて書きました。

「付き合う」という言葉はとても不思議なものだなぁと日頃から思っていまして、まさに付き合い始める(告白が成就する)瞬間を切り取ってみたいと思いました。
始まりは意外と呆気ないけれど、そこから長く続いていく日々を想うと愛おしい。その幸福感を描きたかったです。

私は女ですが、なんとなく男子目線で、可愛い彼女のことを想像しながら書きました。

閲覧数:160

投稿日:2018/09/27 21:49:01

文字数:535文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました