蝉の17回忌が終わった
僕は相も変わらずに生きていた
蝉の17回忌が終わったって
何も分からず息をしてんだ

ただ漫然と歩いていく
隣の子は駆けだしたから
躓くことをそっと願って
また漫然と歩かされる

どこにも行きたくない
願いは聞き遂げられずに
製図がめちゃくちゃの
地図を差し出されても
まだ判然と 判然としない

掘り起こして潰してほしい
光もなく展望もない僕は
阿保とマシな阿保が積もらせた
ヘドロのような土の中で
羽化を待たされている

ただ漫然と歩かないと
隣の子に指さされるから
導くものが何もないから
もう全然さ分かんないよ


量産型の茶色い殻のその中に
大それた失笑ものの想いを抱いて
気色悪く呻いては蠢いて
正しく在るかのように誇る阿保



掘り起こして潰してほしい
可でもなく不可でもない僕は
阿保とただの白痴と一緒に
喚き散らしては土に落ちて
生きたまま喰われていくんだろう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

17回忌

韻完全無視

閲覧数:130

投稿日:2015/03/22 21:08:32

文字数:402文字

カテゴリ:歌詞

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