芽吹いた 感情と解離した表情
君は そんな僕から目を逸らした
許されない 「普通」を凌駕したフィロソフィア


僕は 天邪鬼になった




「本心を知られたら負けだ」って
睨み合った三面鏡
この顔はどんな顔で
何を思ってんのかと 疑問に溢れ返った中身

僕は僕が分からないまま つまんない日々を過ごしてく
気付かれたくなくて 存在を隠した放課後

手と手を合わせた 仲たがいしたままの『君』

ほら ほら そんな怒った顔もいい加減にしろ


“俺は還った” 願望だ 偽物紛い物贋作
アンタも俺も 欲望だけは変わんないね
君は泣いた 哭いた 「ここから出してよ」
波打った 血涙の海に 薄笑いの僕の顔―


「ぼくをみたらみんな怖がる」って
涙目の僕は割れ物
純粋で ナイーブ(笑)で
いちいち泣きじゃくって 短気の要因な君

「だったら僕が代わりになってあげる」って
奈落穴(ならくそう)にぶち込んだ 

「真っ暗闇は嫌だよ」って

泣き出す君を嘲笑った

震えてるのを隠し去った

隠蔽癖が始まっちゃった


“僕は僕だ” 嘘っぱちだ ホラ吹き詐欺師ペテン師
僕も君も 抱いてる恐怖は同じさ。
アンタは逃げた 嗤った 「俺を早く還してよ」
波打った 血涙の海に 泣き出した顔の俺―


不安定な 情緒揉み消した 隠蔽工作 狡知高慢
世界は満ちた嘘色に もう何にも信じたくないや―
二重人格 二心同体 意味不明な四字熟語
もう もう 誰か助けてよ

僕ら一人を―!!


“君は俺だ” 本当さ 和解会話解決願望
僕も君も 抱いてる恐怖は同じ そうなんだろ?
敵の敵は味方なんだ ってあの人は言ってた
波打った 血涙の海は 綺麗な紫に染まってく!


“ありがとう” 笑ってた 君の顔が徐々に晴れてく
アンタも俺も今は同じ気持ちなんだ なら良いだろ
今なら分かり合えそうな気がするよって消えてく君の背中
波打った 紫の海は 蒼天を鮮明に映した


 

芽吹いた 感情と解離した表情
僕は そんな僕が心から好きになった
許されない 「普通」を凌駕したようなパラドックス


僕は たった一人になった

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

或嘘吐きの哲学

二重人格な男性がテーマです。

閲覧数:90

投稿日:2013/05/06 18:29:49

文字数:899文字

カテゴリ:歌詞

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