歌姫戦士ボカロボット第２話

折角、ミク姉達が私達に休日を作ってくれたんだから、ゆっくり楽しまないと！

「ふう、これで、書類はオッケー。これを後でユアに渡さなきゃ」

そこに、一羽の鳥と、一人の女性が入ってきた。

「ピヨ！ピヨピヨヨピヨ!?」

「『隊長殿！私共が本当に休日をもらえるとは本当か!?』と申されております」

「あ、ピヨさん、黒子さん。はい、休日は３週間ほどですよ」

この鳥は、鳥音ピヨ。ヒヨコのVOCALOIDである。
その隣の女性は黒子さん。ピヨさんの通訳だ。本名は不明。

「ピヨ、ピヨヨヨヨヨ？」

「『そうであれば、私は貴婦鳥を探しにいけますか？』と申されております」

「はい、しばらく、バカンスに行ってもいいですよ」

「ピヨ、ピヨピピヨ」

「『では、隊長殿、私はしばらくバカンスに行って参ります』と申されております。では、私も、休みに入りますね」

そう言って、ピヨさんと黒子さんは部屋を出て行った。

「さて、皆の様子でも見に行こうっと」


私は、今頃にぎやかであろう食堂へと向かって行った。

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「だから！俺の方がかっこいいシュートを打ててるんだよ！」

「んだとお!?なら、俺はかっこいいどころではなく、美しくやってやるよ！」

「「さっさと、負けを認めろ！」」

「にぃに、喧嘩は駄目なの」

「ロン、あんた・・・・・ハア」

口論(?)をしているのは、ヴォンと、銅音ロン、呆れている女子二人は、ヴァンと、銅音ルン。
ヴォン君と、ロン君の口論(?)は、よくある事で、皆、呆れながら見ている。

「全く、何であんな事で、盛り上がれるんだ？俺は悪戯の方が好きだがな」

「うーん、私は、遊びも、悪戯も好きだよ。サウも、今度何か一緒にやろうよ」

「悪戯だけな」

この二人は、戯音マイちゃんと、サウ君。ヴォン君達とマスターが同じなの。
あ、マスターって言うのは、ＶＯＣＡＬＯＩＤを所持している人の事。
ちなみに、私のマスターはユア！私が生まれたときからずっと一緒なんだよ！

まあ、マイちゃんは一言でアウトドアで、サウ君はインドアね。

「うわー、賑やかだねえ」

「あ、ララ！もう、これを賑やかで済ませていいの？」

「ルンちゃん、だって、いつもの事じゃん」

「ララ・・・・・」

ルンちゃんがその続きに何か言おうとしたとき、刃物がシャキってなる音がした。

「ルン、これ以上、ララを責めない」

この根暗な感じの男の子は、鈴音ルル。私の双子の弟。まあ、弟ていっていいのか、分からないの。

「ルル・・・・怖いからやめて・・・・」

ルルは、今、ルンちゃんの首に、カッターナイフをつきつけ・・・・って！

「ルル！それは駄目だよ！」

「・・・分かった」

「まあ、ララも、皆も、休みに入って、気が緩んでんじゃねえか？」

「リユウは、休み何しようか迷ってるのー」

「あ、ミウウちゃん、リウウちゃん、二人も迷ってるの？私も何しようかな～って」

安心音ミウウ(ミユウ)ちゃんと、リウウ(リユウ)ちゃん。ミウウちゃんはいつも男装しているんだけど…男の人に見られるように意識してるのかな？

「よ～、ミユウ。俺も休みなにしよっか迷ってんだ。ノイズと何かしようとは思ってるがな」

「・・・・・・・・」

無心音ボイス君と、無心音ノイズ君。ミウウちゃんと、ボイス君は、下に妹、弟がそれぞれ居て、二人はそれぞれ、妹弟が大好き、というので意気投合したらしいの。

「リウ、どうする？」

「私はどうでもいいよ～」

こちらは、甘音モカと、紅音リウちゃん。モカちゃんは、マスターVOCALOIDなんだって。

「休みなら、私は、まず教会に行くわ。折角の休みですもの」

「私は、ルビア様に着いて行きます」

「僕も～！」

この３人は、ルビア様、守戒音リオ君、守律音マキ君。
修道系のVOCALOIDで、この島に教会を持ってるの。

皆それぞれ、休みを楽しみにしてるみたい。よかった?。


続く