「君と僕、最終電話」
唇にふわりと香る
君の熱と缶コーヒー
忘れらずまた思い出す
君の最終電話
君は覚えてるかな
出会った日には
お互い目も合わせられなくて
いつの間にか僕の当たり前に
君の当たり前を感じてた
曖昧ですれ違う日々に
伝えたい言葉は届かない
忘れたい日々の思い出に
忘れらず君がいる
消えない想いは生ぬるく
残ってる
合鍵も君のマフラーも
捨てられずここにある
”好き”の二文字を飲み込んで
僕は愛を無くした
「今頃何をしていますか」
「幸せに過ごせてますか」
君に愛されたあの夜が
恋しくて苦しくて
温もりだけは覚えてて
僕はまた
唇にふわりと香る
君の熱と缶コーヒー
忘れらずまた思い出す
君の最終電話
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