光注ぐ窓 根を張った白いベッドに
優しく座る幼い君に水を手渡していた

それだけの日々も やがて温かくなって
集めた希望は 黄色い花を咲かせた

「笑ってよ」

待ち望んだ朝 その始まりに吹く風はふわり
喜んだ君をさらい どこかへ消えた
日は昇り 青く澄んだ朝 その雨上がりの風はそっと
君の手を握り 音も立てずに消えた


日差し浴びて 眩しさを増す昼のパノラマ
一人静かに微笑む君はただ僕を待っていた

寝息もたてずに 穏やかに進む今も
その手に結んだ 小さな実を抱いたまま

目覚めれば 待ち望んだ朝 その始まりに吹く風はふわり
喜んだ君をさらい どこかへ消えた
日は昇り 青く澄んだ朝 その雨上がりの風はそっと
君の手を握り 音も立てずに消えた


空を青く染める 夏の始まりの風は
緑の葉や黄色い花 赤い実を持ってるから
君が好きなこの季節を 今は僕が一人で待ってる

待ち望んだ朝 その始まりに吹く風はふわり
あの頃の君を見せて どこかへ消えた
日は昇り 青く澄んだ朝 その雨上がりの風はそっと
君の手を握り 音も立てずに消えた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

『transmigration』

一度歌詞募集に応募したものです。
もふてゐさんのページ→http://piapro.jp/t/R9Xg

テーマは《巡ること》

昨年の初夏に枯らしてしまったプチトマトの事を思い出した歌。

梅雨の明けた頃、三日ほど家を空けている隙にトマトが枯れてしまいました。帰ってすぐに水をあげた時はまだ葉も緑で、黄色い花も付いていて、赤い実も元気に見えたのですが、茎はぐったりしていて、そのまま枯れてしまいました。それでも夏の間中実はずっと萎むこともなくて、それが逆に見ていて辛かったのを思い出しました。
というだけの詞です。




*'ヮ')。o(コメントだけでも残していただけると嬉しいです。)

閲覧数:131

投稿日:2011/05/29 21:06:42

文字数:470文字

カテゴリ:歌詞

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