1
A
消し去りたい、と いつも願う
過去の記憶と この姿を
掘り起こすように 君は語る
共有していた あの時間を
B
この姿を見る 君の目を
見つめてしまえば その刹那
この心はその 言葉の針に
侵されていきそうで
S
私を見つける 君のその目なんて
見えなくなれば いいのにな、なんて
歪んだ私の 心の叫び
まだまだ私は 変われそうにないや
いらない過去を 見ているからさ
2
A
君に会うこと が怖くなり
下を向きつつ 歩く日々
顔をかくすため 伸ばす髪
切れる時など こないでしょう
B
外に出られなく なりそうだ
君に会う事に 怯えてる
もう君の中の 私の存在
消してしまいたいよ
S
私と仲良く していたいだなんて
もうこの人は 狂ってるな、なんて
半分呆れて 少し震えた
切れるものならば この縁を切りたい
『もう関わるな』 といってやろうか
C
今まで普通に接してた
その相手は
この心をこじ開ける
いらない鍵
B´
星も隠れてる 真夜中に
黒い服を着て 外に出て
闇に隠れてる この時間だけ
髪を結い上げて
前を見つめるの
S
月が傾いた もうすぐ夜があける
下を向いて 歩く時間が来る
本当はそんなの 望んじゃいない
繰り返していく 「いらないもの」たちに
今、さよならを 言いに行きましょう
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