少しずつ小さくなった夜を片手に
呼吸の温度とプラスチックみたいな浮遊感
不確かな酔いに紛れて酸漿(ほおずき)は揺らぐ
止まんない然れど拭えない
媒介する意義もない

架空の祈りの弧を描いて
行き場も洞ろも同じって
大事なものも無くしたの　言わないでよ
遠く離れて雑鬧に手を伸ばす
大体もう想定内　如何せん君が悪いよ
そんな
どうでもいいような葛藤で弄ぶ
毎回妄想でいたい　如何せん気味が悪いね
一生
愛と解と慈愛に塗れて
何度だって世界を救おうなんて　笑え
曖も昧もいないもおなじじゃ
なんだそうかみたいなふりでまた泣いて　笑って

周回軌道に乗っかって
馬鹿みたいな本心が今、崩れて
瞬間移動で飛んでって
「なあ、見たいだろ　この星をさ、今　向こうまで！」
星降りと宵を越えよう　まだいいよ
なんてことないこれが合図さ　もういいよ

もうしょうがない愛じゃない恋じゃない
それ以外の他愛ないストーリー
構想通りの敢え無いスターリー
ねえどうしたいどのくらいほろ苦い
それみたいなあいたい心理
表層上の泥臭い神秘
遠く離れて雑鬧に手を伸ばす
そんなどうでもいいような葛藤で弄ぶ

そっと
解いて放した手の平に背を向けた
代替効かない生死　未完成で〇付けようが
どうせ
どれだけ隠した真っ当も罅割れて
ばいばいなんて歌うよ
また会えたらどこへ行こうか
きっと
相も変わらず世界のどこかで
同じくらいの願いを星にかけるんだ
あいらびゅー(I love you)
遠くなった音を聞きながら
何かひとつ答えて言えればいいな
今は