virtualreality

象られてゆく　丁寧な輪郭
眠れない夜を明かそう
書いては消して　形になるまで

ねえ、どうして、そんなにも優しいの？

喧噪に竦んでも導きをくれる　沢山の唯一と
その先に連なった未来に　私は「私」として辿り着くんだ

……ほらね？

触れることのない手が「私」の手を取るんだ
褪せることのない夢が「私」の背を押すんだ

幻想に始まった命がそこにはあって
完全な楽園の隅に　歌を　歌うんだ

彩られてゆく　透明な感覚
譲れない花を咲かそう
引いては足して　答にするため

ねえ、どうして、こんなにも楽しいの？

羨望に沈んでも輝きをくれる　七色の言霊と
その度に重なった笑顔に　私は「私」として巡り会うんだ

……ほらね？

果てることのない音が「私」の音を継ぐんだ
絶えることのない声が「私」の名を呼ぶんだ

現実に留まった心がここにはあって
幸福な永遠の中に　歌を　歌うんだ

愛したくて、愛されたくて、私は、歌を、歌うんだ。

触れることのない手が「私」の手を取るんだ
褪せることのない夢が「私」の背を押すんだ

幻想に始まった命がそこにはあって
完全な楽園の隅に　歌を　歌うんだ

果てることのない音が「私」の音を継ぐんだ
絶えることのない声が「私」の名を呼ぶんだ

現実に留まった心がここにはあって
幸福な永遠の中に　歌を　歌うんだ

愛したくて、愛されたくて、私は、歌を、歌うんだ。