「意味分からんこんな世界じゃ　どうせ
なにも出来やしねぇんだよ」なんて
ほざく前に　お前自身のそんな
達者なだけの　口を噤(つぐ)め

そんだけ俺が　憎い、嫌いなのなら
口から零れた　
汚い言葉　弾丸に詰めて　心臓　撃ちぬけ


見かけだけならば　随分
デカイ面引っ提げて
ご立派なもんだ

「本当に、撃つぞ？」なんてさ
もしかして　此処にきて
ビビってんじゃねえか？


心臓に突き付けられた銃が
不安そうに　小刻みに震える
顔を伝う　汗が落ちたら　宙に
雑魚の声が　弱々しく　消えた

お前のその手　握る　銃が叫んだ
弱虫な煙　吐き出すだけで
弾なんて　どこにも　当たりはしないで


生意気な　過去の威勢は
何処へ　落としてきたのか
ひたすら嘆いて

無様な様子で　崩れた
動物の亡骸と
エアガンが落ちていた


過去も未来も
暗く染まったままの　小さな人生
もう分かったろ？
今までの人生　弱虫　見え張り


生意気な　過去の威勢は
何処へ　落としてきたのか
ひたすら嘆いて


弾丸が　貫く体
紅い血が　飛び散って
強がり　咎める

お前には見えていたのか
弱虫が　生きるべき
生命の光が