涼風の凪いだ 誰そ彼の刹那
絵に描いたような 淡く儚い空だ
波間に浮かべた うたかたの音が
不意に囁いた
「ずっと続けばいいのにな」
君が消えるなら 明日が消えるなら
この記憶ごと消してしまえ、戻らないように
夏が終わるなら 夢が醒めるなら
この想いだけ心に秘めて...
八月、揺らいだ、蝉時雨の残響が
移ろう地平の彼方に迷い込んだ
八月、揺らめく、絵空事だとしても
永遠を願った二文字は言えないまま
君が消えるなら 明日が消えるなら
この命ごと消してしまえ、悔やまないように
夏が終わるなら 夢が醒めるなら
この想いだけ心に秘めて...
「きえゆくさだめのわたしを、
どうか、
ゆめがさめても、ずっと、
わすれないでいてね」
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